口腔がん検診のすすめ
あまり知られてはいませんが、お口の中にも癌ができることをご存知で
すか?
日本では口腔癌は癌全体の約2~4%をしめています。
胃がん、肝臓がんなどは近年減少傾向にありますが、口腔がんは逆に
急激な勢いで増加しています。
口腔がんとは口腔周囲組織にできるがんのことです。
具体的には、舌、歯肉、頬粘膜などです、早期発見、早期治療により
切らずに治すことが可能です。
早期発見にはまずご自身によるセルフチェックがとても重要です。
① セルフチェックのしかた
明るい光と鏡を用意し、入れ歯があればはずしてください。
それでは次の順にお口の中を見てみましょう。
1. 上下の唇の内側や前歯の歯肉のチェック
2. 頭を後ろへそらし、上あごのチェック
3. 頬っぺたを指で少し外へひっぱり、上下の奥歯の歯肉と頬っぺ
たの内側を左右それぞれにチェック
4. 舌を前に出し、舌の表面と左右の裏側のチェック
② セルフチェックのポイント 口内炎と間違えやすいので注意が必
要です。
1. 治りにくい傷がないか
2. 粘膜のただれや赤い斑点がないか
3. こすってもとれない白い斑点がないか
4. まわりの健全な組織との境界がはっきりしないしこりや腫れ、
できものがないか
もしもセルフチェックの結果、気になる症状が見られたら恥ずかしが
ったり、こわがったりせずにできるだけ早く診察を受けて下さい。
治りにくい傷やしこり、腫れなどを、そのうち治るだろうと放置しないで
下さい。
発見、早期治療こそが口腔がんの治療にとって最も大切なことなの
です。
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